A Wizard's Lizard レビュー

リリース日： 2014/6/16
Metascore ： 82.5（2件の平均）
User Score ： 7.2
Steam Rating ： 70%

Steam版でクリアまでプレイしました。

クリア時間： 3時間（シングルプレイクリアのみ）
プレイ時間：10時間
オススメ度：6/10

公式サイト：A Wizard's Lizard

概要

「The Binding of Isaac」のようなダンジョン探索型でローグライクなアクションゲーム。
一度死んでも幽体となり、もう一度やられるまで続けて進む事が出来るシステムが特徴的。
幽体になると、フロア内が明るく見えるので敵の位置や罠の存在などがハッキリと分かりますが、死んだ敵の幽体とも戦わないといけないので敵が増え、単純に簡単にはなりません。

ダンジョンを進んで行き、連れ去られた魔法使いの師匠？を助けるのが目的のストーリーモードと、制限時間内に目標タイムをクリアする、チャレンジモードがあります。
どちらもシングルプレイ専用。

言語は英語のみですが、そこまで英語力は必要ありません。
Windowモード可能。
コントローラー対応。

難易度：やや低め（ストーリーモード）、普通（チャレンジモード）

満足な点

・拠点とお店の存在

「不思議なダンジョン」シリーズにある、拠点となる村やダンジョン内のお店が存在します。
ダンジョン内の人を助けると拠点で貰えるお金が増えて、出発時の装備を良い物に変える事が出来ます。
また、ダンジョン内で設計図を購入すると村で買える装備の種類も増えます。

設計図とステータスが上がるネックレス？を売っている商人です。
もう一人の商人は叩くと襲われますが、この子は叩くことが出来ないので、襲われません。

・ボスの攻撃にバリエーションがある

チャレンジモードのボスラッシュをプレイして気づいたのですが、各ボスは登場時に３パターンほど違う攻撃パターンから、どれか一つのパターンが選ばれるようです。

例．Zombie Warlord（最初に出会う骨のボス）
パターンＡ：突進→モーニングスターを伸ばして攻撃
パターンＢ：モーニングスターを回転させつつ、速い移動で攻撃
パターンＣ：モーニングスターを回転＋徐々に伸ばしつつ、遅めの移動で攻撃

同じボスですが、攻撃パターンが違うだけでかなりの違いを感じられました。

この時は「パターンC」でした。
装備の相性もあって戦いやすかった。

不満な点

・全体的にボリューム不足

ダンジョンはかなり短く、早い人だと５回挑戦したらクリアできるレベルです。
自分も１０回挑戦前にクリアしてしまいました。
そのため、設計図も少ししか集まっていません。

あと武器やソウルはそこそこバリエーションがあり、選ぶ楽しさもありますが、
防具は特徴的な物は少なく、どれかのパラメータがアップする物が大半です。
トーテムも似た動きの物ばかりなので、多いようには感じませんでした。

拠点には博物館もあります。
敵を倒したり、アイテムを拾うと自動的に登録してくれます。

・キャラクターの特徴が少ない

全てのキャラはアンロックしていませんが、HPと装備くらいしか違いが感じられませんでした。
パラメータも微妙に差はあるかもしれませんが、キャラクター選択画面では表示されていないので謎のままです。
あと、全員ダッシュスキルを持っていますが、ここはキャラ毎に違うスキルを持たせたら特徴も出たのかと思いました。

・幽体モードの存在の薄さ

生身で死んで、幽体モードになると難易度はかなり上がります。
生身でもあまり死なない事に加え、復活出来る魔法陣が１ステージ毎に必ずあるので、あまり幽体モードで続ける必要も無かったりします。
一応、幽体の時のみ取れる宝箱はあるのですが。。。

幽体モードでは敵ガイコツを増やす敵もいる為、
画面内に大量に増えてしまう事もしばしば。

まとめ

レビュー書きつつ繰り返しプレイしていたのですが、遊ぶにつれて作業的に感じてきました。一度目のクリアまでが一番楽しかったかな。
また、死ぬ前と死んだ後でゲーム性が変わったり、ダンジョン内にお店があったりとシステムは良いのですが、ストーリーモードのゲームバランスやアイテムの数などがもう一歩な感じがあります。
しかし、チャレンジモードは難しいものもあり、そちらはバランスが取れている用に感じました。

KickStarterで次回作の資金調達（何故かキャンセルされていますが）も行っていたので、次回作も出ると思います。
２になってから劇的に人気が出たゲームもありますし、次回作に期待したいゲームの一つです。

※１．一部のフロアとキャラクターは隠し条件があります。詳しくはこちら（Official A Wizard's Lizard Wiki）のFlooresとCharactersのページをどうぞ。ネタバレ注意。

※２．ゲーム紹介の動画にはダブステップぽい曲が流れていますが、ゲーム中には出てきません。ダブステップぽい曲が好きな方は、ゲームのジャンルは違いますが「Electronic Super Joy」がオススメです。