This War of Mine クリア

リリース日	：	2014年11月14日
Metascore	：	83(62件)
User Score	：	8.4(621件)
Steam Rating	：	95%(15,852件)

Steam版プレイ。
最初のシナリオをクリアと、別シナリオの途中までプレイ。

オススメ度	：	７／１０
クリア時間（１シナリオまで）	：	７時間
プレイ時間	：	１０時間
難易度	：	やや難しい

公式サイト（海外）

：

This War Of Mine

概要

戦時中の住人に焦点を当てた、シミュレーションゲーム。
目的は終戦まで生き延びること。

１日は、生活に必要なアイテムの制作などを行う昼フェーズと、物資の探索を行う夜フェーズで構成されています。

アクションゲームより、RTSに近い操作性です。

公式で日本語の字幕に対応。
Steam実績あり。
Windowモード可能。

iOS版やAndroid版もあるようです。

良かった点

・戦時中の住人として絶望的な気分が感じられる
・戦災孤児の為のチャリティーDLCがある
・リアルなグラフィック
・アイテムの製作に必要な物資が分かる
・複数のシナリオがある
・シナリオをカスタマイズしてプレイ可能

最初の方はあちこちを回ると、物資が簡単に手に入りますが、日が経つにつれそれも難しくなり、窃盗を犯さないと生きて行けない所まで追い込まれます。

他のゲームでは簡単に人を殺してアイテムを手に入れたり出来ますが、このゲームでは攻撃的な人は撃ってきたり、無実の人は殺すと罪悪感から精神的に異常が出てしまうので、簡単に殺人を犯したり、窃盗を行ったりも出来ないようになっています。

終戦時には本当にギリギリの状態になっていました。
全員とも餓死しそうで、病気や大怪我を負っている人もいたり。
食べるものも無いので仕方なく危険な場所も行きましたが、見つかって殺される人が出て、散々な状態でした。

この、いつ終わるのか先が見えない状況は他のゲームでは味わえないと思います。

困っている人を助けられなかったり、物を盗んだりすると精神がやられていきます。
そんな時は仲間と話し合うと、少し癒やされるようです。

あと、戦災孤児に売上の１００％が送られるチャリティーDLCが存在します。
３つの値段がありますが、内容はどれも同じで、ゲーム中に絵が増えるようになり、トップメニュー画面で見つけた絵を閲覧できるモードが追加されます。

ちなみに、寄付先はこちらの団体のようです。
The Charity for Children affected by War | War Child

ゲームの体験を通じて、寄付したくなるというシステムは良いですね。
しかもDLCの購入金額の全額が、そのまま寄付されるという太っ腹ぶり。
いつか自分も似たことが出来たらいいなあ。

いつの間にか４つ見つけていました。覚えているのは左下の一枚のみです。
DLCを購入すると解除される実績もあったりします。

いまひとつな点

・リプレイ性が低い
・現在の状態を表示する文字が小さい
・チュートリアルがない
・夜まで飛ばすと昼のイベントが来ない
・一プレイが長い

ランダム要素は少ないため、ここを期待して購入するとガッカリすると思います。。
部屋の配置はマップによって全く同じで、中で起きるイベントも同じ。収集出来る場所も同じです。
プレイヤーグループの本拠地のマップは２種類のみです。
ランダム要素は、各マップ内にある素材と、昼間に起きるイベントくらいでしょうか。

また、複数のシナリオは用意されてはいるのですが、初日の状態（メンバー、季節、持ち物など）と大規模なイベント（犯罪の増加など）の発生時期が違うだけなので、一度クリアしたら再度プレイすることも無いと思います。
それでも、かなりのシナリオ数があるので、好きなら長時間は楽しめるとは思いますが。

右下のオレンジの部分に書かれているのが、個人の状態です。
文字に空白がない事に加えて、Windowモードでやっていたせいか小さく、読むのが大変でした。

まとめ

「State of Decay」のように、家を漁っていたら知らない人と偶然・・・というランダムなイベントもあるゲームかと思っていたので、少々ガッカリしました。
それでも初回はドキドキしながらプレイでき、バランスも取れているように感じました。

ただ２回目のシナリオ途中で作業に感じ、飽きが来てしまったため、飽きにくい人向けなのかな。

特にシリアスなゲームを求めている人には合うかと思います。